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【新聞掲載記事】応援を背に苦境乗り切る(神戸新聞:2019.10掲載)

前回記事、”後遺症と戦い7000m級登山へ”はここをクリック。

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※)新聞記事内の以下は誤記です。
【骨が砕けた左足と左腕…】は正確には右足と左腕です。
【重さ4キロの頑丈な靴…】は正確には両足で4キロ、片足では2キロ(アイゼン込み)です。


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以下、原文です。

激しい頭痛/荷物が凍結/疲労は限界-
応援を背に苦境乗り切る

 交通事故の影響で左腕に後遺症がある兵庫県姫路市の会社員片山貴信さん(44)が8月、中央アジア・キルギス共和国のクーヒ・ガルモ(7134メートル)の単身での登頂に成功した。これまで名だたる山を踏破してきたが、7千メートル級は初めての挑戦だった。
「今までで一番過酷だった。たくさんの人の応援メッセージが背中を押してくれた」と振り返る。(谷川直生)



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 片山さんは20歳の時、バイクで転倒事故を起こし、10日間意識不明になった。骨が砕けた左足と左腕は「二度と動かない」と宣告されたが、厳しいリハビリに耐え、日常生活が送れるまでに回復。骨盤の骨を腕に移植した影響で速くは歩けないが、「諦めない姿を見せることで苦しむ人の支えになれば」と2015年に海外登山への挑戦を始めた。
 17年には欧州最高峰のロシア・エルブルス山(5642メートル)、18年には南米最高峰、アルゼンチンのアコンカグア(6960メートル)の登頂に成功。経験を十分に積んだ状態で今回の挑戦を迎えたが、他の山とはひと味違った。
 当初はベースキャンプ(約3700メートル)に入ってから高度順応を繰り返し、14日目に登頂を果たす予定だった。しかし入山後すぐに「無理をすると体調不良になりかねない」と判断。予定を延ばした。


キルギスの7千メートル級登頂


 序盤は順調に進んだものの、日を追うごとに疲労は蓄積していた。12日目には6100メートルの地点まで登ったが、激しい頭痛に襲われ、いったん第1キャンプ(4400メートル)まで下山。さらに、ペットボトルのキャップに付いた水滴が凍り、バッグの中で全てこぼれてしまうトラブルにも見舞われた。夜は氷点下10度を下回るため、入れていたダウンジャケットや寝袋などが全て凍ってしまった。
 幸い天候に恵まれ乾かしたが、今度は雪解けの影響で落下してきた岩が左足を直撃。重さ4キロの頑丈な靴を履いていたため打撲で済んだもののペースは遅くなった。
 17日目の午前0時に、山頂まで約8キロの第3キャンプから頂上を目指した。あまりのつらさに「足が痛くなってくれれば、諦める理由になるのに」とまで考えていた。極限状態だったが、「支えてくれるみんなのためにも諦めるわけにはいかない」と奮い立たせた。


『諦めない姿示せた』


山頂


 後から出発した人がどんどん追い抜いていく。この日も快晴で、厚手のウエアを着ていると汗が流れて体力を削った。脱げば楽になるが、汗が凍って凍傷になる恐れもある。
 結局、頂上から折り返してくる外国人登山客らに促されて脱ぐことを決意。出発から13時間半で登頂を果たしたが疲労は限界を超えていた。山頂からの景色はほとんど覚えていない。
 片山さんは「登頂には成功したが、命の危険がある選択をしたことが正解だったかは分からない。でも、諦めずに頑張る姿は見せられたと思う」と話した。
 最終目標は冒険家・植村直己さんが消息を絶った北米大陸最高峰デナリ(6190メートル)。登頂を見据え、挑戦を続ける。




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プロフィール

かたやん

Author:かたやん
障がいを理由にあきらめたくない!元バイクレーサーが次に選んだ挑戦!

出身地:兵庫県
趣味:登山、スキューバダイビング、旅行、釣り
仕事:経理事務

19歳の時、バイク事故を起こし、10日間意識不明の重体になりました。
奇跡的に意識は取り戻しましたが、主治医からは「左上半身は二度と動かない、右下半身は完全には曲がらない」と絶望的。

毎日、否定的に生きる私を変えたのは、病院で出会った小学生でした。
その小学生から『現実を受け入れて、最善の方法を選んで今を生きる』ことを教えられ、過酷なリハビリを決意。

度重なる手術と過酷なリハビリ末、奇跡が起き、事故から3年後、障がい者となりながらもバイクレースに復活。
そして、レースに参戦すること7年。
『障がい者でも表彰台に立つ。カラー2ページで特集される』
この2つの夢を叶えて引退。

引退後、仲間と登った槍ヶ岳(日本No.5:3,180m)登頂をきっかけに登山を開始。
事故から21年、腰の骨を左腕に移植するなど手術した回数は29回にもなりました。(2016年現在)

登山は私にとって簡単なスポーツではありません。
しかし、私が限界に挑戦する姿が、壁を越えようとしている人(特に障がいを持っている子供たち)に希望を与えていると知ったから私の挑戦には”意味がある!”そう思って、いろいろなことに挑戦を続けています。

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